ツイストペア線コネクタ取付方法
ツイストペア線にモジュラ・プラグを圧着する手順
RJ-45コネクタはLAN・WANなどの構成要素の中で使用頻度が最も高いにもかかわらず、関心を持つ人は少ないようです。
プラグアンドプレイを地で行く簡単な着脱性と、パーソナル・ユースのPCからMIS部門に至るまで使われている普遍性を持ちながら、そのケーブルを使って配線した理由や、中継点はどこにあるのか知られていない場合が多いようです。
まず圧着作業を行うことがRJコネクタに親しむ第一歩でしょう。
最初は、作業を正しく行うことが肝要です。
この例のようにEIA/TIA 568仕様のカテゴリ5ケーブルを作製する場合には、ワイヤをコネクタに慎重に差込んで圧着し、特性が基準をクリアしているか確認する必要があります。
電話配線用のUSOCと、カテゴリ5仕様(568Aと568B)についてのペア採りと結線仕様は図のようになっています。
最初に
RJ-45ケーブルは通常、機械で圧着されていますが、現場の担当者やケーブル敷設業者はハンドツールを使ってケーブルを修理したり、特殊な長さのケーブルを作ったりしています。
この作業はケーブル・カッタ(FT230A)とストリッパ(FT231A)、コネクタ(FM110等)、そしてモジュラ圧着工具(FTM40)とRJ45ダイス(FTM45)で実施できます。
ケーブル・カッタ以外をまとめたケース付キット(FT470A-R2)も揃えています。
一回でも試してみればおおよその状況がつかめますから、圧着作業が必要になった場合にも自信をもって作業できます。
手順1
マルチ・ストリッパ(FT231A)を使用して、内部被覆を傷つけないようにしてケーブル外被覆をむいて、ワイヤ4組を25mm程度露出させます。その際、内部ワイヤの被覆は取り除かないでください。
RJ-45コネクタは圧着時に、コネクタ内部の接触子がワイヤの内部被覆を貫通して接触しますのでそのままで大丈夫です。
尚コネクタは単線用(FM110)とより線用(FM010)があり、組合せを間違えると初期性能が維持できません。このふたつは、接触子の形状の違いで判断することができます。より線用は一枚板になっていますが、単線用は先端が僅かにY字型になっています。
手順2
内部ワイヤのツイストを外被覆の根元まで戻し、ケーブル仕様 (この場合は568B) に従って整列させます。
ハンド・ストリッパ(FT230A)やニッパを使用して内部ワイヤ8本全てを真横に切断し、端から約12mm切断して長さを揃えてください。
手順3
各内部ワイヤを、並び順がずれないようにしながら、モジュラ・コネクタに差込みます。内部ワイヤ8本全てが凹凸なく平らになり、コネクタ内部の接触子の下に一列で並ぶようにしながらコネクタの奥まで挿入します。
コネクタ圧着の際にケーブル外被覆を6mmほどコネクタ内に挿入しておけば、断線しやすいコネクタ取付け部の保護にもなります。
エンハンストRJ-45コネクタには、ワイヤの並びを固定できるワイヤ・ガイドが添付されているものもあります。
この種のコネクタを使用しているときには、最初にガイドに全ワイヤを差込んでからコネクタに挿入します。
手順4
モジュラ圧着工具(FTM40)にRJ-45ダイスを組付け、ケーブルを押しつけた状態のコネクタを、ゆっくり差し込みます。
RJ-45ダイスにも2種類ありますので、コネクタとの適合性を確認してから作業してください。
- (一般的なコネクタ)FM110
- RJ-45ダイス(FTM45) 3点保持
- (ガイド付)FM732
- RJ-45 STP用ダイス(FTM50) 2点保持
- (シールド付)FM733
- RJ-45 STP用ダイス(FTM50) 2点保持
組合わせを誤ると圧着が不完全になったり、コネクタを破損してしまいます。
まずモジュラ圧着工具(FTM40)をゆっくり握っていき、最後にクリック音がしたらハンドルを離してください。
手順5
要求されるケーブル規格に応じたテスタを使用して作業を確認します。最低でもクイック・チェック・テスタ(TS031A)のような短絡、断線、誤配線及びペア採りをチェックできるテスタを使用してください。作成したケーブルが100Mbpsで通信できるか判断するにはカテゴリ5の規格を見たしているか調べる必用があります。高価になってしまいますがペンタスキャナ(TS640A-JAP-R2)やスキャンLAN Vt(TS699A)などを使えば、カテゴリ5などの要求仕様に対してのマージンを測定して印刷等もできます。詳細についてはテクニカルサービスまでご連絡ください。限られた紙面ではお伝えできなかった内容もお教えできます。
ピン番号の数え方
RJ-45コネクタ圧着の際、内部ワイヤの並びを間違えたまま差込んで作業してしまった例をよく見かけます。
圧着する前に、コネクタ・ピン番号とワイヤ番号が一致することを確認しましょう。
RJ-45のコネクタ・ラッチ(脱落防止のツメ)を上にして、コネクタ先端部と向かい合うようにした場合に、左端が1番ピンになります。
|