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KVM スイッチとはKVM スイッチの定義KVM スイッチは、複数のビデオチャネルとコンピュータ(USB 周辺機器を含む)へ確実なアクセスを提供します。最大数千のサーバやユーザに接続できるよう設計されており、瞬時にユーザとサーバを追加したり、切断できるものもあります。 KVM スイッチでできることKVM スイッチは、複数のビデオと周辺機器信号を処理し、1 つの出力を 1 組のキーボード・ビデオ・マウスか、リバース KVM スイッチに提供します。KVM スイッチで、オペレータはデータソースや AV 信号にすばやくアクセスでき、 OS に依存しないため、オフィスでのデスクトップの切替、医療現場、放送、ポストプロダクション、コントロールルームなどの多くの用途で使われます。多くの企業では、サーバルームで数十~数百台、データセンタでは数千に上るサーバを管理しますが、キーボード・ビデオ・マウスそれぞれ 1 台だけで、KVM スイッチに接続されているサーバをすべて制御することができます。これにより作業時間が節約され、高度なプロセスも処理が簡単になります。 KVM スイッチの機能
KVM スイッチの種類KVM スイッチには、VGA、DVI、HDMI、DisplayPort ビデオ信号、トランスペアレント USB 2.0、3.1、デジタル / アナログオーディオ、RS232 など、さまざまな種類の信号を送信するものがあり、CATx ケーブル、光ファイバケーブル、IP ネットワークを介して信号を送信する KVM エクステンダと組み合わせることができます。KVM スイッチは、次の 2 つの種類に分けられます。 接続タイプ別:デスクトップ KVM スイッチデスクトップ KVM スイッチは、通常、2 〜 8 台のソース PC から 1 台か 2 台(デュアルヘッド)のモニタへ切替えます。レガシーのアナログ VGA や DVI、DisplayPort、HDMI などのデジタルインタフェースを含む、ディスプレイコネクタ用、USB 1 / 2 / 3 やレガシー PS / 2 上のマウス、キーボードのような HID の接続もできるアナログとデジタル(埋め込み)オーディオの入出力を切替える機能もあります。一般的にサイズがコンパクトなので、机上やスクリーンの後ろ(VESA マウント)に置いたり、テーブルの下に組み込むことができます。 KVM マトリクススイッチ(CATx、光ファイバ、IP ネットワーク経由の接続)KVM マトリクススイッチは、複数のユーザを PC やサーバといった複数のソースに接続するために使われます。「マトリクス」という用語は、ユーザが 1 つの管理対象 KVM ネットワーク内のソースにアクセスし、切替可能なエンドポイントのマトリクスを作成できるということから来ています。KVM マトリクスは、専用の伝送プロトコルか IP を利用して、CATx や光ファイバを介して、すべてのエンドポイントを接続するのに特定の数のポートを提供します。KVM マトリクススイッチは、KVM エクステンダと組み合わせて、小規模から大規模まで、全マシンとユーザを接続します(CATx:通常 150m 未満、光ファイバ:150m 以上 20km 未満)。拡張性を高める中央固定ポートスイッチから、モジュラ、カードベースのスイッチ、ゼロクライアントベースの IP システムに至るまで、独自の中央スイッチユニットを必要とせず、多様な種類の KVM マトリクススイッチが存在します。アナログ VGA、SDI、コンポジット、デジタル DVI、DisplayPort、HDMI、USB 2.0 / 3.1、PS / 2、RS232、赤外線、デジタル・アナログオーディオなど、さまざまなディスプレイ、周辺機器、オーディオなどに対応しています。 KVM over IP スイッチKVM over IP スイッチを使用すると、いつどこからでも、IP リモートアクセスでネットワーク上の複数の PC を制御できます。専用の IP ネットワーク、LAN、WAN / インターネットを介して、複数の PC とサーバを監視・制御するのに使用します。通常、中規模から大規模インストールや、複数のコンピュータやサーバを管理する複数のユーザがいるデータセンタに用いられます。KVM マトリクススイッチは KVM エクステンダと組み合わせて、複数の部屋、建物、拠点の複数のコンソールからのアクセスを可能にします。 Black Box の KVM over IP スイッチ: 信号配信タイプ別:HDMI KVM スイッチHDMI KVM スイッチは、ビデオ品質を損なわず、遅延なく、高速で HDMI 信号を切替えます。放送、ハイエンド医療画像、インタラクティブ デジタルサイネージ、ホームシアター、産業オートメーションなどに最適です。 Black Box の HDMI KVM スイッチ: DVI KVM スイッチDVI KVM エクステンダは、信頼性の高いデジタルビデオ体験を提供するよう、VGA など従来のアナログフォーマットの限界を克服しています。シングルリンク、デュアルリンクの DVI-D や DVI-I に対応し、パッシブやアクティブビデオコンバータを使ってアナログ VGA 信号に下位互換性を提供することもできます。ブロードキャストプレイアウトセンタ、プロセス監視・制御、ステージングラボ、データセンタなど、信頼性の高いデジタルイメージ品質と冗長ハードウェアの高速スイッチオーバーが必要とされる企業に最適です。 Black Box の DVI KVM スイッチ: DisplayPort KVM スイッチDisplayPort KVM スイッチは、より多くの USB 周辺機器をコンピュータで共有する必要がある場合に特に有効です。USB 周辺機器が他のコンピュータに接続されている間に、キーボード・ビデオ・マウス 1 組とコンピュータ 1 台で作業することができます。編集者、3D アーティスト、コントロールルームのオペレータと同じユーザデスクトップ環境を維持しながら、高性能なグラフィックスワークステーションとクリティカル ビデオプロセッサに、温度管理された安全な部屋からアクセスできます。 Black Box の DisplayPort KVM スイッチ:
VGA KVM スイッチVGA KVM エクステンダは、手頃な価格で、リアルタイムのスムーズな切替に最適です。最大 1920x1200 の VGA 信号を切替えることができます。デュアル / トリプル / クワッドの VGA ビデオコネクタに対応しているので、各チャンネルのビデオヘッドに簡単にアクセスできます。 Black Box の VGA KVM スイッチ: KVM スイッチの利点と用途シングルモニタかデュアルモニタの対応など、KVM スイッチの使用の際にはさまざまな要素を調べる必要があります。
デュアル / マルチモニタ KVM スイッチは、シングルユーザのデスクトップ KVM スイッチと、KVM マトリクススイッチの両方に使用できます。ユーザはデスクトップの拡張機能を利用し、同時に 1 台のコンソールから接続されたすべてのコンピュータに簡単にアクセスできます。
最適な KVM スイッチを選択する際に考慮すべき点は?KVM スイッチの構成は、使用環境とスイッチの機能に応じて慎重な検討が必要です。
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