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パワーオーバーイーサネット(PoE)

パワーオーバーイーサネット(PoE)とは何か?
一見すると、ユニバーサルネットワーク接続のツイストペアのイーサネットケーブルは、低ワットの電気機器に電力を提供するという別の役割を担っています。パワーオーバーイーサネット(PoE)は、802.3af-2003準拠規格として、2000年6月に米国電気電子学会(IEEE)によって承認されました。これは、ツイストペアのイーサネットケーブル上で、IPフォン、ワイヤレスアクセスポイント、ウェブカメラ、オーディオスピーカーなどのPoE対応デバイスに対し、48 VDCでおよそ13ワットという低レベルの電力を供給する仕様を定義しています。
最近では、基本的な802.3af標準にIEEE 802.3atのPoEの標準が加わり、2009年9月11日に承認され、より巨大で、より多くの電力を消費するデバイスに対し、最大25ワットの電力供給を行います。802.3atは、802.3afと後方互換性があります。

パワーオーバーイーサネット(PoE)はどのような働きをするか?
その働きはシンプルです。CAT5(またはそれ以上)の基準を満たしているイーサネットケーブルは、ケーブルの4つのツイストペアで構成されており、パワーオーバーイーサネット(PoE)はPoE対応デバイスに対し、これらのペアを通じて送電します。ある方法では、2つのワイヤペアをデータ送信に使用し、残りの2つのペアを電力のために使用します。他の方法では、電力とデータを同じペアを通して伝送します。

同一ペアを電力とデータの両方に使用する場合、送電とデータ送信は互いに干渉しあいません。電力と、周波数スペクトルの反対側の端のデータ関数は、同一のケーブル上を移動することができるためです。電力は、60 Hzまたはそれ以下の低周波を有し、データ送信は1000万〜1億Hzの範囲の周波数を有していることがあります。

基本的な構造.
パワーオーバーイーサネット(PoE)の構成には、2つのタイプのデバイスが含まれています。給電装置(PSE)と受電機器(PD)です。

エンドスパンおよびミッドスパン装置を含むPSEは、イーサネットケーブル経由でPDに電力を供給します。エンドスパン装置は多くの場合、各ポートからケーブルに直接電力を供給するよう設計されたパワーオーバーイーサネット(PoE)対応のネットワークスイッチです。セットアップは、次のようになるでしょう。

エンドスパン装置 → 電力供給付イーサネット

ミッドスパン装置は、非PoEデバイスとネットワークとの間に挿入され、その接合部から電力を供給します。そのセットアップの大まかな概略図です。

非PoEスイッチ →  PoE非対応のイーサネット → ミッドスパン装置 → 電力供給付イーサネット

PSEの第3のタイプであるパワーインジェクタは、ネットワーク上の特定のポイントに電力を供給します。他のネットワークセグメントは、電源がないままにしておくことができます。

PDは、監視カメラ、センサ、無線アクセスポイント、およびPoE上で動作するその他一切のデバイスのような機器の、部分を指します。

パワーオーバーイーサネット(PoE)の用途と長所
  • データと低ワット機器の両方に1セットのツイストペア線を使用します。
  • 上記用途に加え、パワーオーバーイーサネット(PoE)はまた、ビデオ監視、ビル管理、小売ビデオキオスク、スマートサイン、自動販売機、および小売ポイントオブインフォメーションシステムに適します。
  • 電気配線の必要性を排除することによりコストを削減します。
  • 最小限の中断で機器を簡単に移動します。
  • お手元のLANがUPSによって電源障害から保護されている場合、お手元のLANに接続されたPoEデバイスもまた、電源障害から保護されています。
 
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