減衰器は、光ファイバ信号の強度をフィルタリングするために、シングルモード光ファイバのデバイスやケーブルと一緒に使用されます。光ファイバケーブルの各端部で、デバイスに取り付けられた減衰器のタイプに応じて、デシベル単位(dB単位)で測定された光信号の強度可変量を減少させることができます。
なぜ光ファイバ信号の強度をフィルタリングする必要があるのか? シングルモードファイバは、光ファイバ信号を、最大70kmという長距離まで伝送できるように設計されています。ファイバデバイスは、信号やデータが、そのままもう一方の端に確実に到達できるよう、大きな力でこの信号を送ります。
しかしシングルモード光ファイバケーブルで接続された2つのファイバデバイスが近接している場合は、信号が強すぎることがあります。その結果、光信号は反射を起こしてファイバケーブルを逆戻りします。これにより、データの破損やトランスミッションの故障が起きることがあります。あまりにも強すぎる信号は接続機器に損傷を与える恐れもあります。
ファイバ機器を遠くに移動するのは恐らく望ましくないため、最も簡単な解決策は、各ファイバデバイスに減衰器を取り付けることです。サングラスが強い太陽光をフィルタにかけて減光するのと同様に、減衰器はシングルモード光ファイバケーブルによって伝送される強い光信号をフィルタにかけて減光します。減衰器内には、ファイバ間の接続部分や、2つのファイバーの接点となる微小間隙を通過する際の、信号の強度を低下させるドーピングがあります。光ファイバのグルーブ(溝)の位置を、意図的に数ミクロンずらすこともできます。が、これは光ファイバ信号をケーブルに向けて伝送する際に、許容可能な速度まで遅くするだけです。
減衰器を選択する前に、ファイバデバイス上でアダプタのタイプを確認する必要があります。減衰器は一般的には、FC、SCまたはLCアダプタを搭載したどんなパッチパネルにも適合します。(そのタッチパネルにはPCまたはAPCのいずれかのコネクションが含まれます。)アダプタのタイプの確認に加え、必要に応じて、例えば5または10dBの減衰値を決定する必要があります。この値は、必要となる光ファイバ信号の強度に応じて変化します。
さらに詳しく: 光ファイバケーブル
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