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パワー オーバー イーサネット(PoE)

パワー オーバー イーサネット(PoE)


パワー オーバー イーサネット(PoE)とは何か?

ツイストペアイーサネットケーブルを使った普遍的なネットワーク接続のように見えますが、別の役割を持っており、低ワット型電気デバイスに対して電力を供給します。パワー オーバー イーサネット(PoE)は、 米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronic Engineers: IEEE) によって、2000年6月、802.3af-2003規格として承認されました。これは低レベルの送電のための仕様を定めており、およそ48 VDCで13ワットを、ツイストペアイーサネットケーブルでPoEへ送電し、これによりIP電話、ワイヤレスアクセスポイント、ウェブカメラ、およびオーディオスピーカーなどの機器の利用が可能になります。


パワー オーバー イーサネット(PoE)はどのように動作するか?

その動作方法はシンプルです。CAT5(またはそれ以上)の規格に準拠したイーサネットケーブルは4本のツイストペアケーブルで構成されており、パワー オーバー イーサネット(PoE)はこれらのケーブルを介してパワー オーバー イーサネット(PoE)対応デバイスに電力を送ります。ある方法では、2つのワイヤペアをデータ送信に使用し、残りの2つのペアを電力に使用します。もう1つの方法では、電力もデータも同じペアで伝送します。

電力とデータを同じペアで伝送する場合、電力とデータは互いに干渉しません。電気とデータは周波数スペクトルの反対側で機能するので、同一ケーブルを移動することが可能です。電気は60Hz以下の低周波数であり、データ送信の周波数は1,000万〜1億Hzにかけてとなっています。


基本的構成

パワー オーバー イーサネット(PoE)の構成に関連する2種類のデバイスがあります: 給電側機器(PSE)受電側機器(PD)です。.

 
PSE

PSEには、エンドスパン機器とミッドスパン機器があり、PDにイーサネットを介して電力を供給します。エンドスパン機器はしばしば、各ポートからケーブルに直接電力を供給するよう設計されたパワー オーバー イーサネット(PoE)対応のネットワークスイッチとなります。セットアップは、以下のようになります:

エンドスパン機器 — 電力付きのイーサネット

ミッドスパン機器は、非PoE機器とネットワークの間に挿入され、その接合点から電力を供給します。以下がそのセットアップの大体の図式です:

非PoEスイッチ — PoEなしのイーサネット — ミッドスパン機器 — 電力付きイーサネット

PSEの3つめの種類であるパワーインジェクターは、ネットワークの特定のポイントに電気を供給します。他のネットワークセグメントは電力なしのままとなります。


PD

PDとは、監視カメラ、センサー、ワイヤレスアクセスポイント、およびその他のPoE上で動作する機器などの装置のことです。


パワー オーバー イーサネット(PoE)の用途と長所
  • データ送信と低ワット送電の両方をツイストペアワイヤ1組で行える。
  • 上記に示した機器に加えて、PoEはまたビデオ監視、建物管理、小売ビデオキオスク、スマートサイン、自動販売機、および小売のポイント・オブ・インフォメーション・システムなどにも利用できます。
  • 電気配線を行う必要がないので、予算の節約が可能。
  • 最小限の中断で、簡単に機器を移行できる。
  • お手元のLANがUPSによって停電から守られている場合、LANに接続されているPoEデバイスもまた、停電から守られます。


さらに詳しく:パワー オーバー イーサネット(PoE)ファントム給電

 
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