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リモートアクセス

リモート管理

リモートアクセスは通常、携帯電話接続のような一時的なリンクを指し、常設のLAN-to-LAN接続を含みません。これらの一時的なリンクは、公衆交換電話網(PSTN)、総合サービスデジタル網(ISDN)、ワイヤレス、およびデジタル加入者線(DSL)を含む多数の異なる種類のメディアにまたがって作ることができます。

リモートアクセスにより、固定電話回線や携帯電話接続のいずれかを使用することで、リモートユーザーは、お客様のLANにダイヤルインすることができます。一般的にリモートユーザーは、ホテルの電話ジャックに自分のノートパソコンのモデムを接続し、お客様のLANの電話番号にコールして、速度は遅いもののオンサイトにあって直接ネットワークに接続しているかのようにLANにアクセスします。

最も一般的なリモートアクセスの用途は、販売やその他の外回り業務で外出し、会社から離れたところにいる従業員に対し、ネットワークアクセスを提供することです。リモートアクセスにより、LANユーザーは遠隔地またはそのインターネットにダイヤルアウトすることが可能ですが、安価で「常に作動中」であるブロードバンド接続が用いられている今日、これはあまり一般的ではありません。

PSTN
一般的なダイアルアップ電話回線上の一般的なアナログモデムは、いまなお、リモートネットワークアクセスの最も安価で一般的な方法です。しかし、公衆交換電話網(PSTN)の条件は、多くの場合あまり理想的ではないため、遅延が生じることがあります。56 kbps のモデムですら12〜25秒の平均接続遅延が生じ、ネットワークアプリケーションによっては長すぎる遅延となります。しかし、たまに接続するだけであれば接続時間の遅れは許容でき、通常の電話回線が安価で良い選択となり得ます。

ISDN
総合サービスデジタル網(ISDN)は、ほとんどの電話会社によって提供されているデジタルデータサービスです。ISDNの使用で、単一の電話回線上で最大128 kbpsの大量のデータ、音声、およびビデオ信号を送信することができます。ISDNはより速い技術の到来で人気がやや薄れていますが、いまだ効果的な解決策です。

ワイヤレス
ワイヤレスリモートアクセスは、電話接続の近くにいる必要がなく、リモートユーザーに柔軟性をもたらします。ワイヤレス接続は、最近手頃な価格となり、リモートアクセスの実用的な代替手段として十分な速さになっています。ほとんどのワイヤレスアクセスは、携帯電話ネットワークによって提供されるサービスを通じて行われます。現在利用可能なオプションは次のとおりで、回線交換セルラー、セルラーデジタルパケットデータ(CDPD)、ARDIS、PCS、およびデジタルセルラーです。利用できる範囲を地理的にさらに拡大するため、イリジウム、インマルサット、およびMSATのような衛星ネットワークが、電子メールなどの基本的なサービスを扱えるようになっています。

DSL
デジタル加入者線(DSL)は一般的に、標準的な銅線の電話回線でデータを高速送信するための、数多くの方法のいずれかを指します。DSLの詳細については、FaxBackの#26451を参照してください。

リモートアクセスサーバ
リモートユーザーからの呼び出しを受け、それらをネットワークに接続するデバイスは、リモートアクセスサーバ(RAS)として知られています。RASは、一般的に、イーサネットまたはトークンリングを介してネットワークに直接接続されるスタンドアロンデバイスです。RASは、内蔵モデムを備えているか、RS-232ケーブル介し外部モデムに接続されている可能性があります。多くのリモートアクセスサーバは、内部ISDN回路のいずれかを用いて、または外部端子アダプタを介して、ISDNをサポートしています。

リモートアクセスサーバは、リモートユーザーがモデム接続を介してLANにダイヤルインし、ワークステーションがLANに直接接続されているかのように使用することを可能にします。いったんLANにリンクすると、ユーザーが実行するどんなアプリケーションプログラムもリモートのパソコン上で動作します。

リモートアクセスサーバのタイプをお選びになる際は、お手元のLANのサイズ、それが処理するリモートトラフィックの量、どのくらいの数のOSがお手元のLAN/WAN環境で実行されているかが、鍵となります。最も一般的なリモートアクセスソリューションは、専用のリモートアクセスサーバですが、ネットワークファイルサーバ、リモートアクセスルータ、およびリモートノードのソフトウェアのようなその他のデバイスも時にはリモートアクセスを提供するために使用されます。