MiC 1000 コンバータ

最近のサーバは 1000BASE-T のポートを搭載しており、デスクトップやノート PC もギガビットイーサネット対応が多くなっています。ハードウェアが高速化することで、処理能力が向上し、結果的にデータ量が増えてネットワークも高速化が要求されるのは当然なことです。このミニメディアコンバータは高速な 1000BASE-T ポートを光ケーブルに変換します。変換することにより通信距離が延長できるだけでなく、磁気や電気ノイズの影響を受けずに通信できます。またオプションで PC のUSB ポートから電源供給できるので、電源コンセントを確保する必要がありません。FTTH で話題になった WDM 技術による単芯延長もラインナップに加え、ホスト側をラックマウントシャーシにより多数のポートを実装し、クライアント側を USB 給電とした省スペース設計が構築できます。単芯タイプを使う場合には同一仕様の TX と RX 違いをペアでお選びください。

接続が簡単
メディアコンバータ本体と PC の LAN ポートを CAT5 UTP ケーブルで接続し、光ファイバケーブルを同様に接続するだけで通信が可能になります。UTP ポート側は、STP/UTP のいずれも使うことができ、CAT5 以上であればどのグレードでも使用可能です。

幅広いバリエーション
光ファイバ側は大別して「シンプレックス」と「デュプレックス」の2つの仕様を用意しています。一般的な仕様であるデュプレックス仕様も、1本の光ファイバ線で通信可能な「シンプレックス」仕様のいずれも SC コネクタに対応しています。遠距離接続の場合には、20km/40km/70km 対応のシングルモード仕様をご利用下さい。高性能なのにもかからわず、小型(2cm×4.6cm×8.6cm) なのも特長のひとつです。

電源供給にもバリエーション
一般的な 100V AC での供給の他に USB ポートからの電源供給も可能で、またラックマウント用トレイの際に別給電が可能です。トレイは 5U サイズで、コンバータ 18台を収容できます。

動作環境 -
温度: 0～+50℃
湿度: 5～90%、結露なきこと
対応ケ－ブル -
ツイストペア: CAT5e 以上　UTP / ScTP
マルチモードファイバ: 50/125μm　62.5/125μm
コネクタ - RJ-45 (1)　SC ペア (1)
電源 -
AC アダプタ、USB アダプタケーブル（LHC021A）またはパワートレイ（LHC018A-AC-R2）から供給
寸法 - コンバータ本体: H2 x W4.6 x D8.6 cm