Black Box のイーサネットスイッチは、ネットワークの信頼性と冗長性を高めます。イーサネットスイッチは、イーサネット ネットワーク内にある機器同士の通信を可能にするネットワークハードウェア機器で、いわゆる「セントラルハブ」の役目を果たします。導入すると、オフィス内のコンピュータ、プリンタ、サーバ、ストレージ機器を繋いで、共有リソースにアクセスできるようになります。また、重要なモニタリングや通信用ネットワークにおけるデータ伝送が中断するのを防ぎ、優れた冗長性でネットワークの自動フェイルオーバが実現するので、常に稼働している状態が保証されます。オフィス向けイーサネットスイッチが主にオフィス環境で使用されるのに対し、産業向けイーサネットスイッチは、粉塵、振動、極端な高温・低温、EMI(電磁妨害)に耐える設計で、冗長電源を備えています。PoE ポートでリモート機器に電力を供給できるので、人が簡単に立ち入ることのできない場所で利用することができ便利です。
イーサネットスイッチは、長年、商業施設やオフィスのネットワーク環境でのみ使用され、温度・湿度管理された IT ラックに収容されていました。最近になり、製造、加工、エネルギーといった分野でイーサネットベースの IP ネットワークが利用されるようになっています。産業向けイーサネットスイッチは、鋳造工場などの過酷な環境に対応し耐久性に優れているのに対し、オフィス向けイーサネットスイッチは企業やデータセンタでの使用を想定して、製品寿命も総体的に抑えられています。