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OM3 と OM4

OM3 と OM4


グレーデッドインデックス型マルチモード ファイバケーブルにはさまざまなカテゴリがあり、ISO/IEC 11801 Ed 2.1:2009 標準は、カテゴリ OM1、OM2、OM3 を規定しています。TIA/EIA は、OM1、OM2、OM3、OM4 を承認し、2009年8月(TIA/EIA 492-AAAD)に OM4 を批准しました。また IEEE は、2010年6月に OM4 (802.ba)を批准しています。

OM1 は 62.5μ、OM2 は 50μ のケーブルを指します。一般的に、これらは 10Mbps のイーサネット速度を 1Gbps までサポートする施設用アプリケーションで使用されており、LED のトランスミッタでよく使用されています。しかし OM1 と OM2 ケーブルは、今日の高速ネットワークには適していません。

翻って、OM3 と OM4 は共に、レーザー最適化マルチモードファイバ(LOMMF)であり、10Gbps、40Gbps、100Gbps といった、より高速なネットワークに対応するべく開発されました。どちらも、850nm の VCSELS (垂直共振器型面発光レーザー)で使用するために設計されており、アクアシースを装備しています。

OM3 は 2000MHz/km の実効モード帯域幅(EMB)を有する 850nm レーザ最適化 50μ ケーブルのことで、これは最長 300m までの 10Gbps の伝送路長をサポートします。また、OM4 は 4700MHz/km の有効モード帯域幅を有する高帯域幅 850nm レーザー最適化 50μ ケーブルであり、550m の 10Gbps の伝送路長をサポートします。100Gbps での伝送路長は、それぞれ 100m と 150m です。これは、実装にかかる費用が非常に安価であるともに、シングルモード ファイバとしての性能も備えています。

OM1/OM2 は、OM3/OM4 とは異なるプロセスで作られています。非レーザー最適化ファイバケーブルは、コア内部にインデックス デプレッションと呼ばれる、小さな欠損があります。LED 光源は一般的にこのケーブルを使用しています。

反対に、OM3 と OM4 には中心の欠損がありません。ネットワークがより高速に移行したのと同時に、622Mbps の最大変調率を持っている VCSEL が、 LED よりも一般的に使用されるようになってきたため、LED は高速アプリケーションをサポートするのに十分な速さでオン/オフできません。また、VCSELS を OM1 や OM2 ケーブルと一緒に使用する際には、モードコンディショニング ラウンチケーブルが必要になります。そこで、メーカーは中心欠損を排除し、VCSELS で OM3 や OM4 ケーブルを直接使用できるようにするため、製造プロセスを変更しました。

OM3/OM4 比較 850nm ハイパフォーマンス 実効モード帯域幅 (MHz/km)
OM3: 2000
OM4: 4700

850nm イーサネット距離
1GbE
OM3: 1000m
OM4: 1000m

10GbE
OM3: 300m
OM4: 550m

40GbE
OM3: 100m
OM4: 150m

100GbE
OM3: 100m
OM4: 150m


さらに詳しく: 光ファイバケーブルの構造

 
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