USB ハードウェア(プラグ&プレイ)規格は、周辺機器をコンピュータに接続することを簡単にしました。
USB 1.1
1995年、USB 1.1 が導入され、オリジナルの USB 規格となりました。これには2つのデータレートがあります。1つは、高速のスループットが必要なディスクドライブのようなデバイス用の12Mbps、そしてかなり低いバンド幅のみ必要とするジョイスティックなどのデバイス用の1.5Mbpsです。
USB 2.0
2002年、新しい仕様である USB 2.0 や Hi-Speed USB 2.0 が登場し、業界で広く受け入れられました。このバージョンは、USB 1.1 に対し、上位互換性と下位互換性の両方を有します。これにより、周辺機器からパソコンへの接続速度が12Mbpsから480Mbpsへと、USB 1.1 と比較して40倍も早くなりました。
このバンド幅の向上は、CD/DVD 記録装置、スキャナ、デジタルカメラ、ビデオ機器など、高速スループットが必要な外部周辺機器の使用方法を改善しました。USB 2.0 は、複数の高速機器を同時に実行するような、Web 公開などの条件の厳しい用途をサポートしています。また、Windows アップデートを介して Windows® XP をサポートしています。
USB 3.0
最新の USB 規格である USB 3.0 や SuperSpeed USB は、USB 2.0 と比較して格段に性能が向上しています。USB 3.0 は、最高速度4.8Gbpsを保証し、これは USB 2.0 の10倍近くになります。USB 3.0 は、既存の2.0バスを利用してパラレルで実行する物理バスを追加します。
コネクタ
フラットな USB タイプA プラグは、内部に追加のコネクタのセットが内蔵されており、プラグの端は白ではなく青です。タイプB プラグは、追加のコネクタがつき、外観も異なります。
ケーブル
USB 3.0 ケーブルには、9本の回線があり、USB 2.0 よりも4本多くなっています。USB 2.0 では、1ペアがデータ用で、もう1つのペアは電力供給用です。USB 3.0 には、さらに2つのデータペアがあり、計8本でアース用の1本が加わっています。これら追加のペアにより、 USB 2.0 のハーフデュプレックス(半二重)ポーリング法に対し、USB 3.0 は双方向性非同期のフルデュプレックス(全二重)データ転送をサポートしています。
より多くの電源
USB 3.0 はまた、未設定の機器に対し、USB 2.0 (150mA vs 100mA)と比べて50%以上多い電力を供給し、設定済み機器に対しては最高で80%以上多い電力(900mA vs 500mA)を供給します。USB 2.0 がケーブルや機器を使用していない場合にも電力を消費するのに対し、USB 3.0 は節電にも優れています。